コミケット81雑感

昨年末のコミケットはお疲れさまでした。三日目は無事に持ち込み数の消化が出来ましたので、早めでしたが撤収させていただきました。足をお運びいた方々、本当にありがとうございました。フォローはメールとTwitterで行いますので、よろしくお願いいたします。後からいらした方がいらっしゃれば、ご挨拶も出来ずに申し訳ありませんでした。

エー、ちょっと珍しかったのは、13時過ぎ位から挨拶回りにでたんですが、ほとんどのサークルが完売状態だったと言う事です。例年だと、未だ在庫があってもおかしくないはずのサークルでさえ、新刊は完売状態と言う状態だったのには驚くしかありませんでした。友人のN先生の分析では、「今日は大晦日だから、すぐに帰るために、買い急いでいる一般参加者が多いのでは？」と言う事でしたが、実際はどうだったんでしょうか？確かに、私のサークルでは完売したとしても13時半過ぎから14時にかけて位だったので、だいたい１時間くらいは早まった感があります。おかげで、楽しみにしていたサークルさんのところの本が買えない買えない（苦笑）。それでも、挨拶だけはしてきましたけどね。

それと、複数のところでコスプレ関連について聞かれる事がありました。肌色率が高いので男性が前屈みで歩かにゃならんとか、眼の端に胸の谷間が映るので思わず見てしまうとか、そういうヲヤジの発想は別として（苦笑）。個人的には、現在のコミケに於けるコスプレROMの頒布の場合、二つの問題点があると考えています。一つは頒布する側である各サークルが、販売にかこつけて過激なCD-Rの販売を行っている事です。印刷された同人誌の場合、印刷所での事前チェックが入りますし、それを元にした暗黙の規制が入っている事がほとんどです。CD-R写真集の場合には印刷所による事前チェックが働きませんし、後述の理由により、プレス業者でのチェックができたとしてもあまり有効ではない様に感じます。準備会でも当日チェックを行っていますが、短時間ですべてのファイルを細かくチェック出来ているとも思えませんので、後から販売禁止になるケースも少なくありません。

もう一つの問題点としてあげさせてもらうのは、準備会側の基準作りです。これは個人の見解に依存してしまう部分が大きいと言う問題点がありますが、それにしても振り幅がかなり大きいと言わざるを得ません。頒布可能だった前回以下の露出でも、今回は発禁と言うケースが少なくないため、レイヤーさん側でも戸惑う結果になっています。実は、この理由のために、プレス業社でのチェックが難しくなっているのです。具体的な線引きは法に基づいてと言うのはありますが、グレーゾーンとその振り幅の大きさが問題だと思っています。この辺り、いわゆる着エロの基準作りと似たところがある様に思います。

個人的には、見せりゃ良いってモンじゃないと思いますし、モザイクやぼかしは画像として見栄えが良くないと思います。かといって、何らかの基準が示されなければ、事実上の無法地帯になりかねません。CD-R写真集を作る側は、もう少し構成を新たにする必要があると思いますし、準備会も具体的な基準を打ち出す時期に来ていると思います。