酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2012/06/13

MacBookProに見る閉鎖系のコストダウン

今回のWWDCを見ていると、アップルの今後のハードウェアの開発方針がわかる気がする。今回は基調講演でノート系の製品が大々的に発表されたのだけど、全機種ともにメモリがオンボードのみとなり、ユーザー/プロバイダによる交換ができない仕様に変更された。
コストダウンが主目的であるのは間違いなく、ユーザによる交換時のメモリソケットの破損も防ぐ意味合いもあるだろう。8GBのメモリとはいっても仮想記憶が働くので、動作速度以外のトラブルは考えにくい。バッテリは、ちょっと前の機種からユーザに交換させない様な方針に切り替えた。多分、予備のバッテリの販売数と修理用のバッテリパーツの数から、総合的に判断されたのだと思う。それらから導き出される結論は、少なくとも今後の数世代にわたって、アップルが閉鎖型のノートパソコンを販売するという方針を固めた事だ。もしかすると、Express/34カードスロットを搭載していたMacBookProの17”モデルがリリースされなかったのは、Retina付きMacBookProのリリースに伴うモノではなく、内部にアクセスする必要をなくすためだったのではなかろうか?その代わりに、ThunderboltというPCIeバスを外部に取り出せる様な経路を用意して、あとはそっちでやってくれと。それでコストダウンもはかると。もしかすると、数世代先のMacBook Proでは起動用のSSDもオンボード化して、交換をさせない様にするのかもしれない。