酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2010/04/19

インターネットを抑えきれない中国

先日、AV女優の蒼井そらさんのTwitterのフォロワーが、中国人だけで5万人を超えたという記事があって笑っていたんですが、やっぱりと言うか、中国のメディアが騒ぎ始めた様です。

「国防予算に匹敵する日本のアダルト産業、各国から反感」―中国メディア

いや、不況に喘ぐ日本の産業界で、アダルト産業が活況なのはいい事だと思うのですが、重要なのは中国がインターネットについてはアクセス制限が厳しいところとして有名だという事です。国外に出るゲートウェイにはファイヤーウォールが設置されており、不要な情報やサービスにアクセスしない様に常に監視しています。そのおかげで、Googleが中国本体からの撤退を決めたのも記憶に新しいのですが。そのアクセス制限されたサービスの一つにTwitterがあります。ここで話は最初に戻ります。つまり、「本来はアクセス制限しているはずのTwitterで、特定のユーザのフォロワーが中国人だけで5万人以上もいる」という事実です。もちろん、戦略的/政治的/学術的な目的のために、ファイヤウォールを回避してアクセスする事は可能なはずですが、それだけではこの数は説明できない訳です。つまり、どこかに穴があいているという事になりますが、表立ってそう言う指摘をするのは、自分たちの仕事の不備を内部的&対外的に証明してしまう様なものなので、そう簡単に指摘するわけにはいかない、と。で、どうしたかと言うと、息のかかったメディア(この場合には「環球網」)に、日本のアダルト産業が無秩序に海外進出している、という記事を書かせた訳です。つまり、日本のアダルト産業が海外進出した結果、中国に勝手に入って来て、AV女優の蒼井そらさんも中国のファイヤウォール内にいるという事にしたい訳です。無理がありますが、そう言う状況にしておけば、対外的に空いた孔は見えにくくなります。穴が見えにくいという事は、少なくとも上司から叱責を受けたり、自分の出世に関わる様な状況に発展する可能性は低い、と(苦笑)。
多分、上海から香港辺りはこういうネットワークに対して開放的ではありますので、そちらを経由してのアクセスが行なわれているんじゃないかと思いますが。

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