酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2007/04/05

「リ・アニメータ」

実は、昔からSF小説は好きで読んでいたんで、大学でもそういうサークルにいましたし、その関連で古くからの友人の中には、私の事をSFがらみで呼ぶ奴らもいます。とは言え、それほど大量に読んでいた訳じゃないんですけどもね。サークルにいた事の方が、騒がれる理由かもしれませんが。ホラーファンタジーの分野についてはあまり詳しくはないんですが、たったの一人だけ、好きな作風で読み続けている作家がいます。名をハワード=フィリップス=ラブクラフトといい、割りとこの世界では有名なクトゥルフ神話体系の基礎を作った作家として知られています。個人的には、ラブクラフトが関与していないクトゥルフ神話体系なんてどうでもいいんですけれども。
最初にラブクラフトの名を知ったのは、大学時代の悪友が先にはまっていた事と、同じ頃に「リ・アニメータ」(原作は『死体蘇生者ハーバードウェスト』、邦題は『死霊のしたたり』)と言う映画をみたからですかね。オープニングテーマが『サイコ』のそれをアレンジして使ってたし、人格者と思われていた教授がエロオヤジだったりして、頭空っぽにして楽しめたんですよ。で原作者の名前をみて、シリーズを買ったのが始まりと。賛否両論はあるでしょうが、翻訳されたのが私の好きな文体と内容で、そこからはまってしまった訳です。個人的な好みは、「アウトサイダー」「戸口にあらわれたもの」「死体蘇生者ハーバードウェスト」「インスマスの影」等でしょうか?
ラブクラフトの作品は、ゲームのモチーフに使われたり、固有名詞があちこちで使われる事が多いです。ちょっとしたホラーもので使われる「死者の書(ネクロノミコン)」は有名ですし、少し前のゲームの「デモンベイン」に登場するアル・アジフは「死者の書」の別名ですね。アブドゥル・アルハザードや、クトゥルフ、ダゴンなんてのは、ホラーモチーフの作品で見かける事が多いです。う〜ん、なんだか、また読みたくなってきたぞぉ。

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