酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2009/05/16

「異人たちとの夏」

このブログも,いろんな人に見られているんだなぁと思った昨日の夜(笑)。
エー,AKANEちゃんの舞台でもらって来たチラシの中に,「異人たちとの夏」が入ってました。先頃、椎名桔平&内田有紀出演で製作発表された奴とは別の舞台なのですが。ご存知の方も多いと思いますが,山田太一原作の小説を,大林宣彦監督が映画化した作品です。1988年公開と言いますから,かれこれ,21年前ですねぇ。私、テレビ放映されたのを見たんですけれど、恥ずかしながら,涙が止まりませんでした。親が子を思う気持ち,子が親を慕う心,そして,人が人を思う気持ち。こういうのって言うのは,いつの時代も変わらんもんであって欲しいなぁと思ってます。殺伐とした現代,この作品の舞台化が持ち上がったのは偶然ではないのでは?ちょっと大げさだったかもしれないけれど,やはり,良いものは良いと。ほとんどの方があげると思うのだけれど,やはり主人公:風間杜夫の目の前、夕日のあたる今半のすき焼きを前にして,両親が消えて行くシーンは圧巻です。「…駄目らしいや」「お前の事を誇りに思っているよ」と言いつつ,父:片岡鶴太郎と母:秋吉久美子が消えて行くシーン。そして、風間杜夫が深々と頭を下げて,「ありがとう…ございました」と一言漏らすんですよ。いやぁ、もうなみだがとまりませんでした。で,その後に販売されたLDを買いに行ったと言う訳です。いつの間にかDVDもでていたようなので,機会があれば買いに行こうかと思います。

ラベル: