酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2009/04/25

遊星からの物体X

最近、見てみたい映画の一つに「遊星からの物体X」があります。原作は、ジョン・W・キャンベルの「影が行く」ですな。1951年「遊星よりの物体X」に続いて、1982年に公開された方です。あさりよしとお先生なんかはよくネタとして使っていて、「宇宙家族カールビンソン」ではパロディ化したキャラ(ジョン君)がレギュラーとして出ていたんですが。なんでこんなものをと言えば、今見た方がラストの見え方が違うんじゃないかなぁと思うんですよ。この映画に登場する異星人で重要なのは、「誰が”そいつ”なのかわからない」と言う点と、「”そいつ”はあらゆる生物と同化/擬態できる」と言う点。仲良くしてくれていた友人でさえ、いつ自分の命を狙うモノにかわるかわからないと言う人間不信が根底にあって、それは今の時代に近いように思うのです。今の時代、いつ、どこで、誰が襲ってくるかわからないと言う、物騒な時代になってしまいましたから。そして、主人公を演じたカートラッセルも、ラストシーンで「こいつは俺たち(人類)と同じだ」と発言をします。このシーンを、今の視点で見直してみたいんですよ。残念ながら、DVD版がなかなか見つからないので、まだ見られないんですが…。ところで、YouTubeにあった名シーンの一つを貼っておきます。エーと、グロい画像や、スプラッタ/ホラー系の映画が苦手な方は、再生しないでくださいね。ただ、今のようなCG全盛に比べると、当時の操演を組み合わせた”そいつ”の方が生き物っぽい生々しさにあふれているような気がするのは、私の偏見でしょうか?

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