酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2008/08/30

劇団BOOGIEWOOGIE「BURRRN!! 復活 ~無稽・本能寺」

という訳で、休日勤務帰りに某森川渚水嬢の舞台を見に行ってきました。姫の手配で、最前列のほぼ真ん中という、ありがたい席に陣取りました。まぁ、ストーリーはネタバレを避けるために割愛しますが、きちんと張られた伏線はすべて処理されていて、脚本の完成度の高さが伺えました。冷静に見てしまうと、各キャラクターのダメージの蓄積の描写が一部はしょられていたのが残念ですが、これは演出上、あえて外した可能性の方が高いように思います。舞台そのものは割りと広いはずなのに、それをさらに通路の方まで使って、ホール全体が一つの舞台のようにしてました。特に戦場の描写では、立体的な構成がとれるので、迫力が違います。この辺りは、演出の勝利でしょう。語られるテーマは戦(いくさ)の無情、勝者の論理、裏切りと戦略、過去と未来、人と人との絆等々と重いのですが、部分的に挿入されるコメディタッチの部分が重くなりすぎるのを回避させます。この辺りを含めて、静と動の緩急の変化が面白かったですね。文句なしに楽しめた舞台でした。ラストのシャボン玉を使った演出は、かなり雰囲気がでていました。
姫の役どころは戦国時代のくのいち役。まぁ、従来の姫のアクションも楽しめるのですが、小ネタのコントをいろいろとやらされてました(笑)。姫はまじめな配役が多いので、コントのようなものは大丈夫かなと思ったのは事実です(苦笑)。新境地なのだけれど、初挑戦のジャンルは演出の助けもあって、がんばってこなせていましたよ(苦笑)。前にも書いたんですが、個人的には、姫の演技している時の眼が一番好きですね。すんごいんですよ、キラッキラしていて、自分たちが芝居を楽しんでいる事が見て取れるんです。コミケなんかでは、自ジャンルを語るときのオタクのみなさんのほぼ全員が同じようにキラキラした目をしているんですが、それの100倍くらいのキラキラ度でしたよ。う〜ん、こういう目を見てしまうと、また見に行こうかなと思っちゃいますね。
そういえば、ここのところで見に行った芝居は、構成がテレビをかなり意識したものになっているような気がします。姫の出演作に限らず、最近の傾向なのかもしれません。イントロのあとにオープニングテーマとともにキャラクター紹介、エンディングで各キャラクターが演じるコメディタッチの大団円の様子は、なんだかアニメ番組を見ているかのように思いました。

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