酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2006/11/30

すてきな作品をありがとうございました

11/29の深夜、特撮界の巨匠の一人であった実相寺昭雄監督が亡くなられました。ガンだったそうです。実は、私が特撮の世界に目覚めたのは、実相寺監督も関わったウルトラマンのおかげなのです。私がウルトラマンで名作に挙げる「故郷は地球」「怪獣墓場」「空の贈り物」なんて言うのは、すべて実相寺昭雄監督作品です。立ち直るにはまだまだ時間がかかりそうですが、少なくとも、今年の冬コミは追悼本の雨嵐でしょう。それこそ、何冊でるんだって位に。
それにしても、今年は漫画、アニメ、ゲーム、特撮等に関連した、巨匠と呼ばれる方々が亡くなる事が多いこと。代表的なところだけを取り出しても、「ゴジラ」の作曲で知られる伊福部昭氏、初期ウルトラシリーズの脚本家の佐々木守氏、「宇宙戦艦ヤマト」の作曲家・宮川奏氏等。役者さんで言えば、愛される魔女役の曽我町子さん、大霊界の丹波哲郎氏。声優さんで言えば、波乱万丈の鈴置洋孝さん、バンコランの曽我部 和恭(旧名:曽我部 和行)さん、ノンノン役の武藤礼子さん。さらには漫画界からは、「ゲッターロボ」の石川賢氏、マンガ評論家&コミケット代表の米澤嘉博氏。実際には、もっと多くの方々が亡くなっている訳で、今年は一体どんな厄年なのだろうかと。
もう少し穿った見方をすれば、初代ウルトラマンから40年。そりゃ、当時若かったスタッフも歳を取ります。そういう作品を見てきた我々の世代が、次の世代に何を伝えなければならないのか、もう少し考えてみたいと思います。

追加
ウルトラマンの作曲で知られた宮内国郎氏も、11/27に大腸がんでお亡くなりになっていたとの事です。ご冥福をお祈りいたします。親切にも、今年亡くなられた方々を記録してくれた方がいらっしゃったので、こちらにもコピペしておきます。

二月
・6日:戸谷公次(声優、ガンダム関係が多い)
・8日:伊福部昭(ゴジラ音楽)
・24日:佐々木守(ウルトラマンなどの脚本家)
三月
・21日:宮川奏(ヤマト音楽)
四月
・1日:アイ高野(歌手)
五月
・7日:曽我町子(魔女、Qちゃん)
・29日:岡田真澄(ファンファン大佐、マグマ大使)
七月
・7日:野本礼三(声優、ドラゴンボール老界王神など)
八月
・6日:鈴置洋孝(声優、ブライト艦長)
・23日:関敬六(コメディアン、初期のアニメに多く出演)
九月
・17日:曽我部和恭(声優)
・24日:丹波哲郎(俳優)
・26日:市川昭介(作曲家)
・30日:多々良純(俳優、ギャバンやジュウレンジャーなど)
十月
・29日:武藤礼子(声優、ふしぎなメルモなど)
十一月
・15日:石川賢(漫画家、ゲッターロボなど)
・16日:仲谷昇(俳優)
・29日:実相寺昭雄(ウルトラマン監督)
・30日:宮内國朗(ウルトラマン音楽)