秋葉原雑感〜弐〜
画像は、秋葉原の中央通り沿いのExcelsiorCafeのあたりから撮影したものだが、携帯電話のカメラ機能であるため、画質についてはお許しいただきたい。
ここで注目して欲しいのは、この角度で撮影した場合、電気店と呼べるのがtsukumo ex館のみであると言う事実。その先にはミナミ電気があり、サトー無線があったはずだのに、今はドンキホーテやアニメイト、虎の穴等の、非電気製品を扱う店が建ち並んでいる。ex館にしても、取り扱いはPC関連であり、白物家電の類いは全くない。流石に、旧ヤマギワ本店よりも駅側に近づけば総合家電と言うか、白物家電の取り扱い店舗は増えるが、一時期に比べれば激減していると言っても良いだろう。良いのか悪いのかは分からないが、これが現在の秋葉原電気街である。販売店の構成を見ても、とても「電気街」とは言える状況ではないのだが。
正直に言えば、ここ10年程の間、各ショップはコストダウンと言う名の手抜きをしてきた。商品知識は各店員の自主的な努力によって補われ、会社として新しい商材の情報を提供してこなかった。結果、詳しい社員がいなくなった時点で、その商材についての知識を持った社員が0になると言う、ちょっと情けない状態になってはいなかっただろうか。PCパーツショップならば、お客さんの方が知識を持っていたので、ある程度は逃げられたのかもしれない。でも、今や、パーツの詳細を知らない客が買いにきているのである。そんな状態では、画一的だが、全員がそこそこの知識を持っている量販店には適わないと、危機感を持っていなかったのだろうか。もっとも、今まではそういう大型量販店が近くになかったので、それほどの影響はなかったのだろうが、それがヨドバシの進出で一気に噴出してきた。そのため、最初は高をくくっていた販売店が、次々と支店の統廃合を進めている様な感じだ。秋葉原で十数年も仕事をしていると、そういう気がしてならない。
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