酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2010/03/20

こんな監督でもアカデミー賞?

イルカ漁を隠し撮りしたあげく、許可もなく住民の顔まで晒した映画「ザ・コーヴ」は、第82回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー部門映画賞を受賞している作品ですが、この監督がキ印だったみたいです。まぁ、ハリウッドだと海洋テロリスト集団のシーシェパードに資金提供している富豪も多いので、そういう人達からすると大絶賛なんでしょうが。噂だと、それ以外のところでは総スカンを食らっているらしいですよ。国内公開も近いのですが、配給会社はかなり苦労している様です。
このインタービュー記事がホントならば、この監督はかなりヤバい差別主義者だって事になります。まぁ、昔から反捕鯨を掲げる人間に多くいるだろうと言われた、「クジラは頭がいいから殺しちゃいけないんだよ」って言うのをホンとに言っちゃったからです。実際にはイルカですが。で、この人、動物は食わないと言ってるんですが、「サーディンは食べる。この魚は短命で、食物連鎖の下位にいる」等と発言しています。つまり、食物連鎖の下位にいるのならば、殺して食ってもいいという訳ですね。ご本人は「屠殺場で見て」から動物が食べられなくなった様で、主義主張ではなく、トラウマになったから食えないって言うのが事実みたいです。家族や日本人に対しても、家畜を食うなとは言わないそうで。そして、お約束の「牛や豚には興味があるが、我々の団体の範疇ではない」等と開き直る(笑)。太地町のイルカ漁をアウシュビッツに例えている時点で、この人はかなりヤバい人ってことです。もう、自分の考え方以外は受け付けてくれないんでしょうね。イルカによる漁業被害等は言及していないし、多分認めてもくれないでしょう。狭視野の人間が、欧米を含めて増えている様な気がしますよ。
自分が日本の法律を無視した事や、プライバシーを無視して住民の顔を公開した事に対して罪悪感は一切なし。間違った情報を指摘されると、しらばっくれて屁理屈をこねる。映画内で「日本政府は水銀情報を隠蔽している」と繰り返していた事に対して、インタビュワーが「厚生労働省で公開されている」と指摘すると、「ネット上では見ない奴もいるし、数値が正しいとは思えない」と言い、自分たちが調査した数値については根拠を示さない。多分、これはどちらも調べなかったんでしょうね。ただ、「ネット上では見ない奴」がいるのは事実ですが、公開そのものはされている訳で、映画の内容はその時点でも信用できないです。
参照:イルカ映画監督「イルカは愛しているが、イワシは食べる!」

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