酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2009/12/05

「ヤング・フランケンシュタイン(広川太一郎吹き替え版)」

権利関係でいろいろともめてしまったのか、「ヤング・フランケンシュタイン」日本語吹き替え版のDVDリリーズが全く行なわれないのは、コメディ映画を愛するすべての日本人の不利益だと思うのですが、権利者のみなさんはどうお考えなのでしょうか?
YouTubeにTV放映時の吹き替え版のホンの一部が上がっていたので、リンクしておきます。これを見ると、主役のジーンワイルダーの声を当てた広川太一郎さんだけではなく、アイゴール役の熊倉一雄さんとの掛け合いが絶妙なんですね。もちろん、LD版の羽佐間道夫さんと青野武さんの掛け合いも見事ですが。ちなみに、この中で鎮静剤を打つ事を身振り手振りで伝えるシーンがありますが、ここはテレビ放映版とLD版では全く翻訳が違います。どちらも日本語オリジナル(でなければならなかったんですが)で、日本語の鎮静剤が、テレビ放映版が「エッチな事だよね」から「金瓶梅」。分かりにくいネタですが、中国四大奇書の一つで、かなりのエロ小説です。LD版は鎮静剤を「チンケだね」と言う俗っぽい言葉になり、「俺たちの事をバカにしてるんだ」となります。首絞められているのに、「バカにしてるんだ」はないものだと(笑)。
私が持っているのはLD版ですが、この中でもっとも好きなシーンは、映画の後半でフランケンシュタイン博士がクリーチャーと一緒の部屋に入り、お互いを理解し合った後に、インガの「大丈夫ですか?フロンコンスティン博士」の声に応えて叫ぶ「違う、違う!私は、フランケンシュタインだぁ!」と言う台詞のシーンです。ジーンワイルダー氏の熱演が光ります。
参照:ヤングフランケンシュタイン 広川吹替版

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