酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2009/03/02

コスプレにまつわるインターネット事件簿 その2

と言う訳で、短期集中連載の第二話です。今回は、掲示板システムがコミュニケーション手段の中心だった頃、知人のところであった話です。
2)暴走する匿名正義廚
知人の相方さんがテレビ番組に出演すると言う事だったんですが、昼間の番組だった事から、見る事ができませんでした。生番組ではなかったため、何らかの編集がなされていた様なのですが、かなりキティな内容になっていたのだそうです。それが彼女の本心かどうかは別にしても、それを見た連中が2ちゃんのコス板で大騒ぎを始めた訳です。曰くDQN、曰くコス界の恥さらし、曰く…。本人を良く知らないのですが、かなり辛辣な事が書かれていたようです。それをきっかけにして、その相方さんのサイトは閉鎖、自身もコスプレの世界から離れる事になってしまいました。ところが、重要な問題はここから。その相方さんからのつながりで、知人のサイトにも2ちゃんを見た連中が押し寄せまして、掲示板に「相方がああだから、お前も同じように考えているんだろう」とか「お前も責任とって、コス界から出て行け」等と言う誹謗中傷が書き込まれていました。知人は相方の出演や、その時の言動には何ら関わっていないのに、です。まぁ、自分たちの主張がコスプレイヤー全員の総意であると信じる正義廚が多かったのかもしれませんし、これを機会に他のレイヤーを押し退けたいと考える女性もいたかもしれません。もしかすると、自分たちの本意を明らかにされた事に怒りを覚えたのかもしれません。ただ、匿名である事=自分を特定できないと言う事ではないですし、特定できなければ何を書いても自由と言う事でもないと思うのです。最近の掲示板であれば、書き込んだ時点でのIPアドレスを記録しておく事もできるので、掲示板やブログコメ等についてはそういうところを重要視されるのがいいのではないかと思いますが。知人には、「掲示板を見るな、書かれている事に対しては反応するな」と言ったにもかかわらず、あまりのひどさに私自身が介入してしまい、結果、掲示板は閉鎖になってしまいました。知人は、今でもコスプレを楽しんでいますが、彼女のサイトからは掲示板は失われたままですし、ブログもコメントをつけられるようにはなっていません。今となってみれば、映画「誰も守ってくれない」を地でいく様な大騒ぎだったと思ってます。

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