酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2009/02/08

絶望した!ディケイドには絶望した

仮面ライダーがつまらんと書きましたけど、明確な理由と言うのが見えてきました。役者が違うんです。演技力の差は別にしても、我々が知っていた過去の演技者を、全然別の役者さんが演じているため、違和感がありありだった訳です。仮面ライダークウガなら変身前は五代祐介だし、それを演じるのは若かりし頃のオダギリ・ジョーであって欲しいのです。変身後が過去のライダーと同じと言うだけで、単に仮面ライダーをたくさん出演させると言う事を前提としている作品にしか見えず、作品世界が非常に浅く見えます。この浅さは、過去の作品では見られないほどの浅さで、さすがは半年の命でしかないディケイドと言うだけの事はあります。いみじくも、同じ仮面ライダーの名を冠する「仮面ライダーSPIRITS」の5巻で、石森プロの早瀬マサト氏が指摘していました。全文を引用します。

「皆さん、この作品を読むとき、仮面ライダー・本郷猛の声は藤岡弘、さんの声、一文字隼人には佐々木剛さんの声が聞こえてはいないだろうか。」
「はたまたBGMに菊池俊輔さんのメロディを”脳内で補完”しながら読んではいないだろうか。」
「ファンの脳内で作られたあまりにも理想的な映像を凌駕する事は困難を極めるだろう。」

自分たちの知っている仮面ライダーがでてきたら、人間体のときにも同じ者を求めてしまいます。今のままでは、過去の平成仮面ライダーシリーズの世界がディケイド世界のパラレルワールドではなく、過去の作品のパラレルワールドがディケイド世界のパラレルワールドと言う事になり、いささか設定がおかしくなってしまいます。こういう矛盾と言うか、設定の浅さが作品自体をつまらなくしているんでしょうねぇ。
いや、読み返してるんですが、「仮面ライダーSPIRITS」は熱いっすねぇ。

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