酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2009/02/07

テロリズムと何が違うんだろう?

南極で調査捕鯨を行っている捕鯨船に対して、反捕鯨団体シー・シェパードの船が衝突と酪酸入りの瓶を投げる等の妨害行為を行ったと言うニュースがあります。少なくとも、彼らは衝突に伴って捕鯨船の船員が海に落ちる可能性があった事は認識できたはずです。また、過去にも同様の事を繰り返しているので、認識できていないはずがありません。今が夏に相当する南半球とは言っても、南極海と言えば冷たい訳でして、彼らはそういう海に人が落ちて死ぬ事も辞さないと言う態度で行為に及んだと考えていいと思います。つまり、クジラを守るためならば、人間が海に落ちて死ぬ事等は些細な事と考えているんでしょうか?それとも、イエローモンキーどもの命等、クジラの命に比べれば些細なモノとでも言う人種差別的な考えの集団なんでしょうか?それとも、クジラと言う動物は神が与えたもうた、人間よりも上位の存在だから、人がそのために命を落とすのは当たり前であるとでも考えられるんでしょうか?この辺りは、必ずスポンサーがついていますから、そのスポンサーから費用を引きずり出すためには何をやってもいいと言う考えをしているのかもしれません。全員がそうではないと思いますけども。ただ、自分達の主張を通すためならば、他人の生命を奪う事は厭わないと言う時点で、テロリストと大して変わらないんじゃないかと思えます。今回、捕鯨船に投げ込まれたのは酪酸入りの瓶だったんですが、これが自分たちの意見を聞き届けなかったからと言う理由で、火炎瓶や手榴弾に変わらないと誰が断言できるでしょう?体当たりが効果がないと知った時点で、機関砲や迫撃砲が使われないと、誰が断言できるでしょう。今の過激な自然保護団体の行動を見ていると、いつ「地球防衛軍」(@機動警察パトレイバー)のような自然保護テロリストに変わるかと心配でなりません。
もう一つ、ここ数年来言われている事ですが、南極海のクジラが増えすぎてはいないか?と言う点です。現在、世界中の魚資源(特に回遊魚)が深刻な状況にあると言われています。日本人の大好きなマグロも、来年度からは極端に漁獲高が制限される事になっています。その理由の一つに、増えすぎたクジラによる大量消費があると言われているんですが、彼らにはこういう情報は耳に入らないんでしょうか?それとも、激減した理由は人類による乱獲の所為だけなのでしょうか?どこまでクジラが増えたら、彼らは満足するんでしょう?そのために、人類が滅亡したとしたら、彼らは満足するんでしょうか?
確かに、私は日本人です。日本側のニュースを主として読んでいますが、自然を大事にしたいとも思います。だけど、自分たちの主張を通すためには手段を選ばないと言うのはテロリズムだと思いますし、自然保護の名目とはいっても、そのために他人の命をないがしろにする活動を認めたくないです。誰のために、何を守るのか、自然保護のために何をすべきなのか、もう一度考え直して欲しいと思います。

以前には、せっかく捕まえたイルカを網から逃がしたと言う外人の話がニュースで流れていました。多分、あの外人にとってはイルカの命を救った事で自己満足に浸れたのだと思います。ところが、そのイルカに漁場を荒らされていた漁師さんの生活はないがしろにされた訳です。一面だけをとってみるよりも、全体を見直した方がいいと思いますけどね。それと、牛や豚、羊はよくて、クジラがだめって言う考え方は理解しがたいです。それとも、経済的な理由なんですかね、連中のやってる事は。

ラベル:

2 Comments:

At 4:24 午後, Blogger 山田 豊 said...

■シーシェパードの妨害激化=捕鯨船に「体当たり」も-石破農水相、厳重抗議を指示-海賊船退治に自衛艦派遣を!!
yutakarlson
yamada.yutaka@gmail.com
http://yutakarlson.blogspot.com/2009/02/blog-post_06.html
こんにちは。シーシェパードこうなると、もうすでに犯罪ですね。日本も、一時的措置でもいいから自衛艦など派遣して、とりしまってもらいたいものです。そうして、今はタイミング的にとてもよい時期だと思います。無論、厳しくしてアメリカなどと完全に離反するつもりなどはないですが、この犯罪行為をカードとして強行な外交措置をとるべきだと思います。こんなこと繰り返しているうちに、日本は舐められて、世界の海賊から格好の標的にされるかもしれません。詳細は、是非私のブログをご覧になってください。

 
At 4:22 午前, Blogger いとうみき said...

yutakarlsonさん、こんにちは
民間団体がやったことを「外交カード」として利用するのは、国のエゴ以外の何者でもないと思います。対象となるのは民間団体であって、国としてやっていることではないのですから。自衛隊の海外派遣につながる同行も、きな臭い感じが強くて、あまりいい方法とも思われません。自衛以外で武器が使えなければ、あまりいい威嚇とも思えませんし、捕鯨船1隻について自衛艦1艦つけるなんてのは現実的ではありません。そもそも、向こうが素手で殴ったからと言って、こちらが武器をちらつかせれば、連中の武装化を進めるだけです。そして、彼らは迷わずにそれを使うでしょう。だから、彼らには考えて欲しいのです。何を、何のために、誰から守らなければならないのか?そのために必要な事は何か、そのために講じなければならないのはどういう事なのか等々を。誤った認識から発せられた、誤った行動は、同じ考え方をする人間の組織にいれば、誰も誤った事だと気がつきません。誤った手段だと、彼らには気がついて欲しいのですけれども。
クジラを守るために人の命をないがしろにするのが誤った行動だと、誰かが知らせてあげなければならないんでしょうが…。

 

コメントを投稿

<< Home