酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2008/09/19

「げんしけん」にみるぬるま湯的サークル活動

というわけで、「げんしけん」です。ネタがネタだけに、ちょっと敬遠していたし、TVアニメも見ていません。で、最近ブックオフにあるのを読んで集め始めたんですが、一番最初に感じたのは懐かしさでした。私にも学生の頃と言うのがありまして、静岡大SF研究会と言うサークルに参加しておりました。20年以上も前と言う時代が時代だし、現代視覚文化研究会ほどにはオタク色は強くなかったんですが、やはりヲタな側面があったのは否定ができないところでして。「げんしけん」をみて感じた懐かしさは、そういうゴールのないサークルの持つぬるま湯的側面だったのではないかと思う訳ですよ。碇シンジくん風に言えば、「僕はここにいていいんだ!」って感じられたことですかね。悪く言えば仲良し倶楽部になってしまいますが。共感できる事もあり、拒否せざるを得ない事もありますが、まぁ、おおむね大学のヲタ系サークルは似たようなものじゃないかと思います。でも、自分が孤立する事もなく、他者から拒否されなかったのが今の自分を形成しているかと思うと、善悪両面でどうなんだろうと悩む事もあります。そういう懐かしさと楽しさと、大バカな日々が描かれているこの「げんしけん」が、今ではお気に入りになってしまいましたよ、って話。
静岡大は地方大学ではありましたが、豊富な人材を生み出していました。少なくとも、翻訳家、SF小説家、漫画家、ライター等々、やはり、文や絵で表現する人間を少なからず生み出していましたしね。まぁ、個人的には大学時代にはいろいろとやらかしまして、そのおかげで今でも私をSF研の重要人物だった人と誤認している方もいるんですが、実は端役にもなれなかった駄目人間でしたので、お間違えのない様(苦笑)。大学のときの後輩は、今でもコミケ等であう事がありますが、それはご愛嬌と言う事で。

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