酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2008/09/04

不思議な珍入者

まぁ、カメコも長い事やっていると、信頼してくれるレイヤーさんなんかもいてくださる訳でして、コミケなんかではそういう人のサポート役をやる事もあります。もっとも、そんなたいした事ではなく、荷物番とか列整理、カウントダウン役なんかですが。まぁ、そういう立場から見ると、たまに珍入者とでも言うべき、おかしな人たちを見かけます。
コミケやワンフェス、TGSは、普段はコスプレのイベントに来ない人たちがカメラマンになる事が多いイベントで、悪い意味でとんでもないイベントなのです。そこで、とあるレイヤーさんのサポートをしていたときに、目の端に写り込んだのがその珍入者でした。彼の容姿はセミロングの髪に割りと細めのボディ。ちょっと、オタクのステレオタイプの細い方にそっくりな感じ。例えば、コミケのコスプレ広場での撮影の場合、基本は一人のレイヤーさんを囲む様にしてカメラマンが並び、撮影を依頼していくというのが典型的なパターンな訳です。確かに彼は撮影のための囲みの端に鎮座ましましているのですが、他の人たちと一点だけ違うので目立つんです。彼は、カメラを構えないどころか、カメラを手に持たずに、ひたすらレイヤーさんを見つめているだけなのです。目線も、憧れの人を見つめるような熱い視線というのではなく、どちらかというとどんよりとした感じの、悲しみ/怒り/憎しみ等のネガティブな思いがこもったかのような視線なのです。かといって、他に何か奇行をする訳でもなく、カウントを取ればその場から離れるという、ある意味礼儀正しさを兼ね備えた人物なのです。レイヤーさんによってくるでもなく、レイヤーさんの周りにいるサポート役のカメラマン達に話しかけるでもなく、ただただ見つめているだけ。かなり不気味な人物なのです。今のところは人畜無害なので放ってありますが、何か事を起こしそうな不気味な感じがあるのも事実です。それも、一回や2回ではないのです。ここ何年かのコミケでは毎回でしたが、今年のC74では見かけませんでした。事実上、撮影するための場に於いて、カメラを出さない輩を、珍入者と言わずしてなんと言うのでしょう。こういう不気味な珍入者、他のレイヤーさんにもいるのかなぁ。

ラベル: