田舎の夏は朝摘みのトマトとキュウリで
とあるサイトにあったネタで、「朝摘みのトマトを食べている」と言うのがありました。私も、天にも地にも恥ずかしくないぐらいの田舎者なので、この気持ちはよくわかります。田舎者の夏と言ったら、朝摘みのトマトを井戸水で冷やしたものがおやつでしたし、キュウリに味噌や塩をかけてばりばり食ってたりしたものです。夏の野菜の定番と言えば、トウモロコシに茄子、ピーマン等があるのですが、これらもまたうまい。トウモロコシは焼いても、ゆでてもうまかったし、食べ飽きたら熱々にバターを乗せて醤油をかけるのは当たり前。茄子は塩揉みしただけ十分、浅漬けやぬか漬けはいうまでもありません。焼き茄子にはかつぶしをほそ〜く削ったものを乗せて、醤油をかけるだけで十分。たまにショウガを下ろしたものを添えたり、煮浸しにしても良し。生のピーマンですら、味噌付けるだけでもうまいんですよ。たったのそれだけでもうまかったんです。我が家の秘伝ではないのですが、夏の野菜を刻んで、醤油をぶっかけただけと言う和風サラダみたいなものって言うのがありまして、しそやしょうがなんかも入れ込んであるので、結構美味しいんですね。
今は井戸水も少なくなりましたし、トマトやキュウリを朝っぱらからもいで来るなんていうのは、今の子供達はもう出来ない事なんですかね。他はどうでもいいんですが、朝早くから畑に行って、トマトやキュウリをもいで来るなんて言うのは、かなりよい体験だと思います。頭でわかっている事ではなく,実際に体験してもらいたいって言うのが正直なところです。ブランドトマトとか,無農薬キュウリなんて事よりも,朝露の光るトマトをもいで来ると言う体験,もいできたキュウリを井戸水をくんだたらいに放り込む様な体験の方が重要だと思ってしまうんですよ。高度経済成長時代をくぐり抜けて来た30代から40代の人は,多くがこういう体験をした事があるんじゃないでしょうか?そう言う体験を、今の子供達にも体験して欲しいと思うんですがねぇ。田舎者の上にをじさんなんで,そう言う事を考えてしまう今日この頃なのです。
ラベル: 日常茶飯事の話
4 Comments:
(・・)(。。)(・・)(。。)ウンウン
今は亡きおじさんの家に、夏休みにいくと「ほれ」と大きな竹で編んだカゴ渡されて、家の前や裏の畑に行って、親が挨拶している間に、カゴ一杯に茄子・胡瓜・トウモロコシ・トマトをとってきて、カゴを替えて、鶏小屋でつつかれながら、卵をとってきて・・・
今では出来なくなりましたね。(゜_゜)トオイメ
その頃は、おじさんのウチには大きな秋田犬がいて、立ち上がると前足が丁度私の肩に掛かって・・・
可愛かったですねぇ。
ほんとに、今ではノスタルジックな思い出の中だけにしかないのかもしれませんが、ああいう体験って今となっては貴重だったんですよね。今はいろんなものが便利になりましたけど、こういう体験はコンビニやスーパーでは売ってませんから(苦笑)。キュウリってこんな風になってるんだとか、朝露の光るトマトって奇麗だなとか、そういう実体験をしてほしいものです。
犬も、子供にとってはいい遊び相手ですよね。田舎でも、ずっと雑種を飼ってましたよ
え~、うちじゃ毎朝「もぎたてトマト」ですが(笑)。
ミニトマトとかフルーツトマトとか、わりと歩留まりのいいやつならベランダでもできまっせ。
きぅりさんは今年は病気で早々とお亡くなりになりましたが、インゲンは第2陣育成中、ゴーヤも快調にチャンプルーの材料になってます。
要は土と苗と肥料と植木鉢次第です。
あねご〜、情緒っすよ。もぎたてトマトを食べる事が重要ではなく、夏の朝、畑にトマトやキュウリをもぎに行く体験や、そう言う事が出来る環境が重要なんすよ。今じゃ、朝もぎのトマトなんかをスーパーで売ってる時代ですけど、体験はなかなか出来ませんから。
田舎の夏の朝って、独特の雰囲気があるんですよ。一種の緊張感と言うのか、異世界感と言うべきなのか。ああいう雰囲気は都会にないものだし、懐かしく思い出してしまいます。
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