酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2007/05/12

芝居を見て来たよ

と言う訳で、知人が立つと言う、吉祥寺シアターに「被告人」の舞台を見に行ってきました。観客は陪審員役として参加すると言う、ちょっと変わった形式でした。どうも、裁判劇と言うと、傑作中の傑作「12人の怒れる男」を思い起こさせるのですが、今回の舞台は裁判の方がメインです。劇場前で、某お店の常連の方と鉢合わせしたのには笑うしかありませんでしたが、劇場内にはさらに二人いました(苦笑)。あ、この劇場、椅子の座り心地がいいんですよ。
ストーリーは簡単で、一人の医者の奥さんが殺されて、その犯人として夫である医者が被告人の席に立ちます。弁護側と検察側双方の証人喚問と陳述を聞いた上で、陪審員たる観客が判断を下すと言う訳です。陪審員判断の結果次第で、ラストが変わるのです。現実の裁判とは違う訳ですが、ほとんどの証拠が状況証拠ばかりで、物証はほとんど無し、わざと判断を惑わせる様に開けられた証拠や証言の穴、検察/弁護双方の感情的なぶつかりあい、嘘と真実の見極め、陪審員とはかくも難しいものかと言う思いをしました。私の判断は、当初は有罪だったんですが、証拠不十分で無罪と。劇場内にいた知り合いはすべて同様に無罪と判断したのですが、結果は有罪。その後のラストには驚かされましたけど。やっだぁ、女の人ってこわぁ〜い(笑)。後で聞いたら、無罪の方も面白いラストになっているそうです。ネタバレなので詳細は避けますが、登場するキャラクターが個性的すぎて、面白かったですよ。知人とは舞台が終わった後に話をする事ができましたが、今回はほとんど出番がないような状態でして、ちと残念。こういう舞台の後って、知り合いの役者さんと話をするのが楽しみの一つだったりするんですよね。
舞台がはねた後、今は無き銀座の某お店の常連の方々と連れ立って呑みに行き、楽しく時間を過ごしてきました。吉祥寺は井の頭公園すぐ脇の鳥手羽のおいしいお店でのんでいたりしました。本当に、今はもう無いお店の常連の方々と、こうして呑みに行く機会ができようとは予想もしませんでしたよ。次回は、今月末から始まる某ダンサーの方の舞台です。

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