酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2010/03/22

オーストラリアとニュージーランドの態度の違い

シーシェパードの船長が日本の調査捕鯨船に勝手に乗り込んで来て、弁償金を請求しようとして確保されたのは記憶に新しいところで、これだけでも他人への責任転嫁しかできない無責任な行動に写る訳ですが。彼の嫁と言うのが輪を掛けている様で、母国であるニュージーランドで「夫に実刑判決を出すのは賢明ではない。なぜなら、夫には多くの支援者がいるから」等と、ふざけた事をぬかしている訳で、話題になると見越したメディアがそれに乗っかっている様な感じです。んじゃ、お前の国では支持者がいたら連続強盗殺人犯でも実刑判決を下さないのかと小一時間(ry。幸いな事に、ニュージーランド政府は至って正常で、「日本の捜査当局は適切な措置を行っている」(マレー・マカリー外相)という談話を出して、基本的には不介入の予定だそうです。そもそも、国際的に合法と認められている事に、明らかに違法な武具を用いて武力で介入したり、勝手に他国の船舶に乗り込んでくる事がテロ行為と認められず、適法と認められる事の方が不思議です。政治家としてはごくごく正常な反応で、これが異常と捉えられてしまうのは本当に異常事態です。ケビン・ラッド首相がおかしな言動を繰り返している訳で、最近はメディア(=産業界)が日本との関係(オーストラリアの最大の輸出国にして第三位の輸入国)を懸念し始めているようです。ただ、すべてのメディアがそうした事を表明している訳ではないでしょうから、全体の動きという訳ではないでしょうが。オーストラリアは牛肉や野菜の売り込みに躍起ですが、これらの輸出が止められるとものすごい痛手になるのが分かっているはずで、産業界が恐れているのは一方的な輸出入禁止等という措置でしょう。昨年末のオーストラリア銀行の宣伝は、このシーシェパードのおかげで水泡に帰した訳ですし、これでオージービーフを使用している事がデメリットと判断されたら経済的な痛手は膨大なものになります。ちなみに、2009年のオージービーフは対日輸出が356600tで、シーシェパードのテロ行為が報道されたここ数年は減少し続けています。

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