酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2009/06/29

児ポ法は既に感情論の領域

児ポ法の改正案が議論されている訳ですが,なんだか既にまともな神経を持った人間が議論しているとは思えない様相を呈しています。「メールに添付されて来た画像は開く前に分かるはず」とか,「誰それが持っていたなら,それは性的興奮を満たす目的ではない」等と言うのは,法律についての議論ではないと思う。前者は物を知らん人間が言っている訳で、1.jpgとか、1.pdf等と言うファイル名だけで分かる訳がないし,サムネイル表示したのは開いたのと同じである事に気がついていない。後者に至っては,この法律に関してはすべての国民が平等に扱われない事に気がついていない。そもそも,国会議員だったら持っていても問題ないと言うのは,誰が決めるのか?職業の貴賎,あるいは自己資産の価値,金持ってれば何しても良いと言う風にも捉えられる。そもそも,そんなお偉い国会議員のセンセイたちが,愛人つれて温泉旅行に行ったりするのは如何なものかと(笑)。しかも,ダブル不倫(爆笑)。笑ってしまったのは,宮沢りえの若かりし頃の写真集「サンタフェ」がこの法律に触れるか否かなんて言う議論で、全くのナンセンス。お偉い国会議員の先生でもヌキネタに買ったかもしれないし,ファンが純粋な思いで買ったのかもしれないけれど,国会議員の先生が持っているのは「性的興奮を得るためではない」と決め付けている訳で,ファンが持っている目的はすべてヌキネタと(笑)。少なくとも,こんな法律を作ろうとしている連中に,次の選挙で投票するのはばかばかしいです。
この法律もそうですが,なんだか,最近の時代は別の方向にベクトルが行っているような気がします。例えるならば,風邪をひかない様に予防を念入りにやろうとしているのに近いのかもしれません。そのために,例えどんな副作用があったとしても予防薬を投じ,大量の薬を飲ませて薬漬けにし,その薬によって現れた別の症状は別の薬で緩和する,と。風邪を引くのは前提条件としてあって,その症状を引き起こすウィルスを退治しようと言う方向に意識が向かってしまっている訳です。そんな事は不可能なのに。誰もウィルスに対抗できるだけの身体を作るために乾布摩擦をするとか,身体を鍛えると言う方向に向いていないんじゃないかと言う気がしてなりません。児ポ法が改正されたら、悪名高き破壊活動防止法並みに基地外じみた法律になるような気がしますけど。何しろ,強硬に主張している国会議員の先生でさえ,基地外じみた言動をしていますから(笑)。

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