酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2009/04/11

「仮面ライダーSpirits」15巻

実は、「シグルイ」の12巻を買った時、本来は買う予定だったのがこの「仮面ライダーSpirits」の15巻。アマゾン編とストロンガー編です。特にストロンガー編は、悲しいですねぇ。仮面ライダーSpiritsのよさは、仮面ライダーの人間的な面がしっかりと描かれているところだと思うんですよ。愛する者と同じ姿をした傀儡とわかっていても手をかけられず、「お前になら殺されても…いいか…」とつぶやいてしまうほどの想い。親友の面影を残す奇械人のメインパーツを、泣きながら取り外している時の涙。いずれも、強気のキャラとして設定されているはずのストロンガーには似合わない、人間として持っている弱さの部分が表れていると思います。城茂が何よりも大事にしている愛情と友情、友人と恋人への想いなんかが、ここに結集している感じがあります。「んな事ぁ…、わかっていたはずなのによ…」、傀儡とわかっていてさえ、その姿が愛する者と同じならば手をかけるのに躊躇する。人と言うのはそういう者でしょう。逆に言えば、人のもっとも弱い部分を攻略のポイントとして使ってくる、ジェネラル・シャドウとデルザー軍団の恐ろしさが垣間見えてくる事でもありますが。しかし、アマゾン編のモグラ獣人と言い、ストロンガー編のデッドライオンと言い、コミカルな配役も注目しておきたいです。おっかしいなぁ、デッドライオンって、最強最後の幹部だったはずなんだが。
今、コミックスで追っかけている漫画って、「仮面ライダーSpirits」以外には「シグルイ」と「ハチワンダイバー」くらいしかないなぁ。

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2 Comments:

At 6:45 午後, Anonymous 匿名 said...

中年の心の奥底にじーんと沁みてくる物語の出来の良さは、昭和の作品のクオリティの高さですかねえ。
もちろん平成ライダーもいい作品がありますが、今と違い、昭和の当時は大人が仮面ライダーを見ることが少なかったのが惜しいです。

平成ライダーではアギトが(ドラマとして)好きです。大人が見て感動できる作品と思いました。

かっちゃん

 
At 8:10 午後, Blogger いとうみき said...

かっちゃん、どもです
昭和ライダーと平成ライダーじゃ、時代が違う事もあってか、TV作品としては別物ですから。どちらがなじみ深いかと言われれば、やはり昭和ライダーですかね。ただ、Spiritsは登場人物がうまくアレンジされていて、作品のクォリティは高いと思いますよ。
ちなみに、平成ライダーシリーズでは、クウガと響鬼が好きでした。

 

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