酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2008/06/22

録画録音保証金制度

iPodなどの録音機能を持たないDAPに対しても、録音録画保証金制度についての議論が続いていますが、録音機能もないDAPへの課金はいかがなものかと思う今日この頃です。基本的には、この録画録音保証金制度は拡大基調が続くと思われるので、将来的にはすべての周辺機器/DAP/携帯電話などに広がっていくんじゃないかと心配しています。JEITAも同意見のようですが、ダビング10が事実上の人質にとられている関係上、これが通過する可能性が高いと思います。
個人的には二重三重取りは忌々しいし、実際にこの保証金が著作権者にただしくわたっているかが不明なのが気に入らないのですが、これを受け入れてもいいとは思います。ただし、そのための交換条件が一つあります。それは、過去に発売されたすべてのアルバム(CD以降)の音楽を、オンラインで配信してほしいというだけの事です。前にも書きましたが、現在のオンラインの音楽配信サービスが気に入らないのは、新しいものしかリリースしないという事です。商売上はそれが当たり前なんでしょうが、私が聞きたいちょっと古いCDや、買い逃してメーカー在庫なしになってしまったCDの音楽を入手する手だてがないんです。CDの売り上げが落ちたという背景には、実はメーカーが在庫ぎりぎりの量しか作らず、後から購入する事ができないという現実があるからじゃないかと思ってしまいます。音楽メーカーが、各社の都合はあると思いますが、そういったアルバムを何らかの形でオンライン販売をする形式をとることを義務づけ、JASRACがそれを監視するというのであれば、納得はしませんが応じたいと思ってます。ユーザーの事はないがしろにして、とれるところからとにかく金をとるというJASRACの態度が改まらない限り、音楽メーカーが在庫というリスクを負わずに商売できるのは、この方法しかありませんし、それを実現するのならばiPod課金もやむなしとも思います。

ラベル: