酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2010/11/07

尖閣諸島沖会戦ビデオ流出事件に関して意見を述べさせていただきたい

先の尖閣諸島沖会戦のYouTubeへの流出について、意見を述べさせてもらう。ぶっちゃけ、このビデオは流出場所が3カ所しか考えられないのだけれど、流出させた人間は法的に裁かれなければならないと思う。何故ならば、如何なる理由を持ってしても、元のビデオは海保が撮影した物で、個人の持ち物ではない。それ自身は国家の物であって、それを勝手にアップロードした以上は盗難と見なして裁かれるべきだと思う。だけど、同時にアップロードした者に罪も罰も課してもならない。彼もしくは彼らがやった事は、国が渋りに渋って、本来の映像を細切れに編集した、言わば国民の眼を欺くための映像しか提供しなかったところに、尖閣諸島沖で一体何がおこったのかを国民に知らしめ、さらには中国や諸外国の意見を封ずるモノとなったからだ。言わば、義によって公開を決めたと言ってもいいだろう。そう言う義士に対して、何らかの罰を課す事はできないとも思う。また、この件について、各マスコミでは投稿者探しに躍起になっているばかりで、「どうして国が公開しなかったのか』と言う点をついていないのではないか?これでは、大本営発表を続けた二次大戦中の報道機関と全く同じだ。そんなところを、今更信用する事ができるのか?投稿者を非難するよりも先に、政府が何故にオリジナルデータを公開しなかったのか追求するのが報道としてのあり方だろう。重要な事がなんなのか、報道機関がもっとも分からなくなっているんじゃないのだろうか?また、政府は一連の動画を全面公開すべきであるとも思う。全面公開すればその動画がデータ盗難されたかはすぐに分かるだろうし、そこで何があったのかを隠す事はもう無理だと思う。逆に、これで誰かが罪に問われたとしたならば、それはこのビデオが会戦の状態を録画したオリジナルのデータであると言うお墨付きを与えた事になる。政府がこの会戦で発表した事が、すべて偽りであったと自ら認める事にもなる訳だ。仙谷官房長官の「違う様な気がする」って言うのは、この辺りの発言だったんだろう。政府内で、誰がこの件の責任を取るのか、実は楽しみだったりする。
嘘かホントか、海保の隊員と名乗る方から「うちの班は全員俺がやりましたと言った」等と言う話が伝わって来る今日この頃だが、私からもよくやったと言わせてもらいたい。間違いなく、この投稿者は義士と言っていいだろう。

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