酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2008/03/14

共通の体験の場としてのイベント

某DBで「MacWorldExpo/Tokyoは遠くなりにけり」なんて書いたんですが、自分ではまだ頭の隅に引っかかっている感じなのです。あっちでは、独特なハード/ソフトの紹介などを行う場という意味合いで書いたんですが、こちらでも私見としてちょっと書いてみようかと思います。
まずは思い出話から。ご存知の通り、アメリカでは今でもMacWorlExpoが開催されているんですが、日本では2002年くらいで開催が終了しています。ほぼ同時期に、PC関連の総合的展示会というイベントがことごとく終了しており、プライベートショーに各社の重点が移行したのは忘れてはならないでしょう。それにしても、最近はほとんど開催されることもなくなりましたが。アップルでは1999年からオンラインストアを開設し、この頃にリテイルストアを開店したことから、主流がアップル製品の購入見込み客の多いそちらのショップを充実させる方向に移行したと見ることもできます。
このMacWorldExpo/Tokyoには第一回目から参加していたんですが、二つの点がユーザーにとってはよかったのではないかと思っています。一つはハード/ソフトの最新情報の入手と言う点で、セミナーや展示などによって、最新のハード/ソフトの情報に触れることができたと言う点です。情報だけならばアップルストアでも入手できるという話もありますが、MacWorlExpoがよかったのはその量が桁違いだったことと、各社の担当さんのおかげで結構突っ込んだ話も聞けたってこと、同じ会場内だったので別メーカーとの比較検討ができたって所でしょう。もう一つは、ユーザーの体験という得難いものでした。当時はパソ通全盛時代で、ビデオチャットなどもなかった時代。滅多に集まれるものではないということで、たくさんのユーザーが会場に集まり、何十というオフ会が開催されました。かくいう私も、会場の片隅のベンチでネットワークを貼ったり、終わった後に飲みにいったりと、楽しい時間を過ごしました。普段はテキストでしか会えない遠方の友人知己と実際に会い、お互いにノウハウを交換し合い、バカ話を笑い合ったものでした。こちらの方は、アップルストアなどの店内では、まず体験できない方ではないかと思います。目の前に憧れのあの人がいる、自分が使っているフリーウェア/シェアウェアの作者と話ができた等々、結構楽しいものなのですよ、実際に会ったりすると。逆に、「こんな人だったのか!」「会わなきゃよかった」なんていう意見も出てくるのはご愛嬌というものです。
実は、後者の方については、なんとかできないものかなぁなどと考えていたりするんです。それを、たまにブログで紹介していこうかと思います。

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