酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2007/04/29

ハチワンダイバー

最近、面白いなぁと思って読むマンガが少なくなったのですが、この「ハチワンダイバー」は面白いと言うか、結構行けるんじゃないかなぁと思ってます。雨宿り代わりに入ったブックオフで見かけて、ついつい、読みふけってしまいました。プロになれなかった将棋指しが、「真剣師」と呼ばれる世界で生きて行く姿を描いて行く作品です。「聖地」秋葉原とメイドさんが出ているとは言っても、決して萌え系の作品ではなく、燃え系の作品なのでお間違えのないよう。柴田ヨクサルの絵柄は萌絵とは絶対に言えないものですが、骨太の力強さと勢いがあり、それがまんがとしての迫力に繋がっているのではないかと思います。
特に好きなエピソードは、第一巻途中で主人公のハチワンダイバーこと菅田健太郎が、自らの唯一のプライドを投げ捨ててまで真剣師としての勝負を行なった後、「アキバの受け師」こと中静そよ(この時にはメイドのみるくか!?)と3回目の勝負をするあたり。この時には金を賭けた「真剣師」勝負ではないのですが、盤面を思い浮かべながら打ち続ける二人のシーンは熱く、女性とのコミュニケーションが苦手だとする主人公らしいラブコメ的展開が微笑ましかったです。そよちゃんの「私の膝でよろしければ…」と、彼女に膝枕してもらっているハチワンダイバーの「今まで生きてきた中で、一番癒された」って言うセリフと合わせて、オタク的にはよくわかります。ちょっと、注目しておいた方がいいかもしれません。

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