酒と趣味と自堕落な日々

お酒と同人ライフと趣味の世界に浸って、自堕落に過ごす「いとうみき」の日々の日記

2008/01/09

HD DVD離れのCES2008

CES2008と前後して、米国の映画配給会社の多くがBlu-Rayでの販売を決めたと報道される中、MSがXBox360向けにBlu-Rayドライブの提供を検討していると言う記事まで報道され、東芝のHD DVD陣営も風前の灯火かなんて状態になっている様ですが。あまり言わなかったんですが、ちょっといやな予感がしていたんですよ、HD DVDに関しては。今は昔、ビデオディスクの規格戦争と言うのがありまして、3〜4種類くらいの規格があったうち、実際に商品化されたのは多くのハードメーカーの支持を受けたVHDと、パイオニア1社が規格を出したレーザーディスクだけでした。その時にVHD陣営のうたい文句だったのが、「既存のレコードの生産設備を少し変えるだけで生産できるから、ローコスト化できる」だったと思います。まぁ、結果はご存知の通り、カラオケ市場を制したレーザーディスク陣営が、CDとのコンパチ機をリリースした事で、事実上のフォーマット競争は終了した訳ですけれども。ちなみに、ソニーは後追いでレーザーディスク陣営に加わり、東芝は当初からのVHD陣営でした。実は、これに近い事をHD DVD陣営が言ってた事があったんです。曰く、「既存のDVDの生産設備を利用可能なので、ローコストで生産できる」と。実際にVHD/HD DVDのメディア生産が、過去の生産設備を流用できていたかは別にしますが、実際には大ウソこいてたんじゃないかなって言うのが本音ではあります。ビデオディスクに限れば、「過去の生産設備が流用できるからコストが安く済む」と言う説明をした規格、もしくは名称にHDがはいった規格は、滅びる運命をその時点で負ってしまうものなのでしょうか?

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