秋葉原雑感〜壱〜
今の秋葉原のトレンドを表すキーワードの一つは、間違いなくオタクと言うことになるでしょう。あちこちの報道で知られる通り、今のアキバはオタクの皆さんのメッカと言ってもいい位、ありとあらゆるオタク的要素の商品を販売するショップが軒を連ねています。平日の昼間に、道の向こうからメイドさんが歩いて来ても不思議に思わなくなった、ある意味、ディズニーランド等とためを張るオタクのためのレジャーランド。アニメグッズや同人誌で溢れ、夜はマンガ喫茶等に泊まり込み、昼はメイド喫茶で食事をする。ある意味、毎日がイベント会場的な傾向が強まった土地、それが現在のアキバです。JR秋葉原駅の電気街口に降りてみればわかりますが、そこにある宣伝ポスター等のほとんどはアニメやゲームばかりで、電気製品とは直接的には関係ないものばかりです(携帯電話は除きますが)。駅前のラジオ会館を覗いてみれば、2階以上のフロアのほとんどは同人誌やフィギュア等の売り場が占めており、既にラジオ会館ではなく、オタク快感であると揶揄する方もいらっしゃいます。いい事なのか、それとも悪いことなのかはわかりませんが、これがアキバと言う土地に人が来る様になった要因の一つではあります。街を挙げて、コミケやワンフェスを誘致するかもしれないと、最近では思ってしまいます(笑)。今も、大して代わりはありませんが(苦笑)。
ただ、古くからこの街を知る人間としては、今の様なオタク然としすぎたショップ街は、かなり違和感がありますね。便利に思うこともある反面、部品を探したり、箱の中からあさったりするいかがわしさがないですもん(笑)。一番の違和感は、オタクの皆さんのほとんどが自分からは何もせず、単純に与えられるものだけを享受しているかの様に見えることですかね。
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